日記
北玄関はダメ??
こんにちは。瑞浪市 土岐市 多治見市を中心に
東濃地方で注文住宅・リフォームを手掛ける
街の小さなハウスメーカー ゆうホームの永井です。
『北玄関はどうも嫌なんですよね・・・』
こう考えておられる方は
少なくないと思います。
“暗そうだから”、あるいは
“イメージ的に北という方角がイマイチだから”
という理由が多いのではないでしょうか?
また、道路がどの方向に
接していたとしても、なぜか玄関は
必ず南向きであるというのが、
昔の家に多く見られる特徴であることから、
親御さんから
『玄関は南じゃなきゃ!』
という助言を受け、
なんとなくそれに従う
という方も多いのではないでしょうか?
ですので、今回は“北玄関”について、
少しお伝えさせさせて頂こうと思います。
まず、“北玄関=暗い”というイメージですが、
決してそんなことはなく、窓の大きさや
向きによって変わってくるからです。
配置によっては北玄関でも十分明るい玄関を
つくることは可能です。
北側に設けられた窓からは
柔らかい光が1日中入ってきます。
そして建築的な観点で言っても
北玄関は決して悪くはありません。
なぜなら、一般的に日当たりを
確保したい南や東の方向に、
リビングダイニングといった
暮らしの中心となる
部屋がレイアウトしやすいからです。
家の中で使用頻度は高い玄関なのですが、
滞在時間は1日のうちどれくらいでしょうか??
いたとしても1日のうちの
数十分ではないのでしょうか?
プランニングの時に敷地の形や
道路の方向上、南玄関になる
場合もあります。
そうじゃないのにムリヤリ南玄関に
するようなことだけは、
ぜひ避けてほしいなと思います。
たとえ、北に玄関をとったとしても、
窓の取り方さえ間違わなければ
暗くなることは絶対にありませんし、
また、今の住まいは昔に比べると、
断熱性能も遥かに高くなっており、
室内の温度コントロールも
ずいぶんしやすい家になっているので、
無駄に広い家にさえしなければ
決して寒い玄関になることもありません。
ですから『北玄関=イマイチ』
という先入観は、ぜひ払拭して
いただければと思います。
生活空間として、1日のうち
数分しかいない玄関より、
長時間過ごすリビングの方角や日当たりを
考慮するほうがいいと思いますよ!
それでは・・・
プランニングする上で考えていること。
東濃地方で注文住宅・リフォームを手掛ける
街の小さなハウスメーカー ゆうホームの永井です。
家をプランニングする上で
最もよく考えたいコトといえば・・・?
収納も重要な要素ではあるのですが、
やっぱり一番は「家事動線をよくしたい」
ではないでしょうか?
少ない時間で効率よく・・・
家事の動線をよくしたいというのは
当然のご要望ですね。
弊社でプランする時に考えている
基本的な事をお伝えしたいと思います。
ここでは「洗濯」「出入り」「料理」の
3つに分けて考えてみたいと思います。
① 洗濯の家事動線
洗濯はお風呂の近くが一般的ですね。
でも物干しをするのは
それぞれのお家で違うと思います。
外で干したいという時もなるべく
動線は短くしたいところです。
2階のバルコニーで干すのは
日当たりがいいですが、
洗濯機が1階にあるのであれば
動線はどうしても長くなってしまいます。
そして洗濯物は干して終わりではありません。
洗う、干す、たたむ、しまう。
この一連の作業をこなすスペースがあれば
家事動線が短縮できます。
こういった事をまとめて行えるよう
工夫して考えています。
② 出入りの家事動線
帰ってきたときというのが
主に考えるところ。
重い荷物を持って車から降りて、
玄関から入ってキッチンまで行くのが
スムーズに、そして動線をなるべく
短くできるように。
雨に濡れずに家に入って、
玄関からパントリーに
荷物を置ける動線・・・
というのが理想的ですね。
そしてゴミを出すという動線も重要です。
キッチンの近くにはゴミ箱を
置けるスペース。
ゴミ袋を仮に置ける土間なんかがあって、
勝手口からすぐゴミを出しにいける・・・
という感じですね。
③ 料理の家事動線
料理の家事動線は
「作る」「料理を出す」「片付ける」
という大まかな流れに分かれます。
まず料理の作業スペースの広さや
使いやすさを考える必要があります。
自分の持っている
料理道具(家電なども含め)を
どこに入れてどう出すか?
または食材、ストックはどこに収納し、
取り出すか?
が大事になってきます。
そして食べる場所と、キッチンとの
距離を考えます。
片づけという点でも
キッチンからダイニングへ
料理の運びやすさも重要ですね。
最近のシステムキッチンは
とても良く考えられてつくられており
メーカーのショールームを参考に
することもありますね。
また、お子さんが小さいお家では、
やっぱり対面式キッチンにすると
お料理中にもお子さんに
目が行きやすく安心だと思います。
そして最後に・・・
以上のような事を考えて
プランニングにあたってはいますが、
すべての事がうまくいくとは
限らないのですね。
予算だったり、土地面積だったり。。。
といろいろな要素が絡まっているからです。
と、こんな事を考えながら
プランニングにあたっている。
というお話でした。
それでは・・・
照明器具のこだわり。
こんにちは!瑞浪市 土岐市 多治見市を中心に
東濃地方で注文住宅・リフォームを手掛ける
街の小さなハウスメーカー ゆうホームの永井です。
今回も細かいこだわりについて
書きたいなと思います(笑)
照明器具ってどれも一緒だと
思っていませんか?
もちろんいろいろなカタチがありますよね。
弊社でよく使用しているのは
『ダウンライト』
と言われる天井に埋め込んで使用する物と
『スポットライト』
という壁面に取り付けて使う物を
ご提案させていただく事が多いです。
弊社ではダウンライトと一口で言っても
使う用途によって種類を微妙にかえて
ご提案しています。
ひとつは“色味”です。
照明の色は大きく分けると
3パターンあります。
一番白い光は “昼白色 ”
これは、勉強したり、作業したりするときに
字が見やすかったり、
手元が見えやすいという性質の光です。
しかし、雰囲気という点では、
やや無機質な雰囲気が出てしまいます。
オレンジ色の光の“電球色”
リビングやダイニングなどに
オススメなのが、落ち着いた
オレンジの光の電球色です。
逆に 勉強などをするところだと
少し暗く感じてしまうかもしれません。
やわらかい光なので雰囲気は
とても良くなります。
昼白と電球の中間の“温白色”
昼白色よりオレンジ色に近いですが、
電球色より白い色と感じる色です。
大きく分けてこの3パターンの色があります。
メーカーにより色の呼び方に
違いがありますので
その辺りはご容赦ください^^
そして、この微妙な色の違いが
生活をしていく上で、
大きな不便になってしまいがちです。
弊社では、
リビング、ダイニング、寝室など、
落ち着く場所には、
柔らかい光で落ち着きのある“電球色”
子供室や作業や勉強をする場所には
“昼白色”
洗面室やクローゼットなどモノを
取り出す機会の多い所は
“温白色”
という具合で使い分けています。
でも、最近はダイニングテーブルで勉
強するという子も増えているようですね。
そんなときにはスイッチで色味を
変えられる照明器具がありますので、
そんな物を採用したりしています。
また、もう一つは
光を『拡散』させるタイプと
『集光』させるタイプがあります。
『拡散』タイプは玄関やリビング、
洗面スペースなど広い空間を全体的に
明るくするのに適します。
反対に『集光』タイプは光を集めて、
ピンポイントの場所を
明るくすることができますので
ダイニング・キッチンなどの
食事&調理スペース
または読書スペースなどに向いています。
ちいさな照明一つで、
生活のしやすさが
大きく変わってしまう事があるかも?
いろんな事を使いやすく設計するように
心がけていきたいですね。
それでは・・・
子供部屋の考え方
こんにちは。
瑞浪市 土岐市 多治見市を中心に東濃地方で
注文住宅・リフォームを手掛ける
街の小さなハウスメーカー ゆうホームの永井です。
突然ですが、みなさんの
ご実家の子供部屋は
どんな大きさでしたか?
弊社の相談会や見学会などでも
同じご質問をする事があるのですが、
多くの方が6畳~8畳くらいの
部屋でした。
とご回答される事が多いです。
そしてさらに、
ご実家を出られたあと、
その部屋はどうなってますか?
とお聞きすると
これもまたほとんどの方が、
物置代わりになっている。
とお答えいただくわけです。
ご実家の自分の部屋が
そうであったように、
これから建てようとしている
お家の子供部屋も
いずれは空き部屋になってしまう
可能性は非常に高いと思います。
いま 我が家にも2人の小学生がいます。
上の子が4年生、下の子は1年生です。
では、子供部屋はどうなっているのか?
といえば上の子の部屋は
たまに宿題をする時使う、
もしくは本を読んだり、
ピアノが弾きたい時に使う。
そんな程度です。
そして下の子の部屋は、
今は私が寝室として使っています。
主寝室では妻と子供たちが
寝ているワケですね。
子供部屋を小さい時から
フルに使わせるよ!
というご家庭もあるかと思います。
その場合でも、
6歳~18歳まで使ったとしても
12年間です。
うちのように、
宿題はリビングでしたりすると、
本格的に使用するのは
12歳~18歳の6年間くらい。
という事になりますね。
そんなたったの6年から12年くらい
しか使わない部屋に
6畳~8畳も必要でしょうか?
子供たちが巣立ったあと、
結局自分たちの実家と同じ運命を
たどるわけですよね。
もちろん、予算や土地に
制限がなければ大きく造っても
良いのかもしれませんが、
実際にはそんなわけはないので、
家を建てる時にはどこかを
小さく造る必要になってきます。
同じ予算をかけるのであれば、
あまり使わなくなる部屋よりも、
いつも家族がいる部屋に
コストをかけた方がより快適に
住めるのではないか?
というのが私の考えです。
もちろん、それぞれご家庭の事情や
方針によりますので
絶対この方がいい!
とは言いませんが、
おうちづくりをする時の
少しでも参考になればうれしいです。
それでは・・・
えっ?これだけ?
瑞浪市 土岐市 多治見市を中心に東濃地方で
新築・リフォームを手掛ける
街のハウスメーカー、ゆうホームの永井です。
今年の冬、開催した見学会で
お客様から言われた一言です。
「えっ?これだけですか?」
今年は年始から寒い日が
続いていたこともあり、
見学会の会場もさぞかし寒いのでは?
とお客様も思われていたかもしれません。
ところが、たった1台の小さな
ファンヒーターで各お部屋に
十分暖気が届いていましたので、
驚かれ、出てきたお言葉でした。
ちなみに会場となったおうちは平屋。
大きな吹き抜けのある
LDK22帖と10帖の子供室、
寝室という間取りです。
その日リビングは最高24度まで
室温が上がりましたので、
驚かれるのも当然かもしれませんね。
さて、ここからは断熱のお話。
家を建てる時には、
たとえ初期コストが高くなったとしても
良い断熱材、
良いサッシ(窓ガラス)を
使うべきだと思います。
「光熱費」という生涯払い続ける
ランニングコストが
抑えられるので、長い目で見れば
トータルでコストカットできますからね。
最近は国が主導している
という背景もあり、
高性能な断熱性能や高気密を
特徴として打ち出すハウスメーカーが
ほとんどだと思います。
ひと昔前だと、断熱性能などは重視せず、
ほとんど効果のないような断熱材を使い、
質の低い施工をしている
建築会社もありました。
ただ最近はそのような会社は
ほとんど見かけなくなりました。
そして弊社でも
この高気密、高断熱と言える
性能で家を建てているわけです。
ところで、多くの方が
「良い断熱材を使えば
断熱性能に優れた家になる」
とお考えだと思います。
もちろんほぼ正解ではあるのですが、
忘れてはいけない重要な
ポイントがあります。
それは「窓」なのです。
窓などの開口部は熱損失率が高く、
冬に暖房の熱が逃げてしまう割合が
約58%。
夏に外部の熱が入ってくる割合が
約78%にも及びます。
簡単に言うと
暑さの原因の7割、
寒さの原因の6割は、
窓(開口部)に由来するわけです。
現在弊社で採用している窓は、
本体は樹脂とアルミの複合材、
ガラスはLOW-Eペアガラスに
アルゴンガスを封入した
『サーモスL』という商品です。
正直言うともっと良い性能のサッシは
いくらでもあります。
でも性能の良いサッシは
価格も高いわけです。
いろいろな要素があるので
正確ではないのですが、
イメージとしてお伝えすると、
性能を1.5倍に上げようとすると、
価格は2倍になる、
といった感じです。
少しわかりにくいかも
しれませんね。
要するに
「コスパ的にどうなのか?」
という事です。
性能は良ければ良いほど望ましいです。
でもその性能を得るために、
際限なくコストをかければ
よいわけでもありません。
この「窓」に限らず、
あらゆるところでコストと性能を
バランスよく作っていくことが大切です。
快適な家は「性能値」だけではありません。
使っている材質やその他の要因も
大きく関与するものです。
おうちづくりの目標は決して
「高性能な家を建てること」
ではありません。
「快適な家で家族が幸せに暮らすこと」
だと思います。
家づくりの目標を見失うことなく、
今一度再確認していただければと思います。
それでは・・・