日記
ガルバリウム鋼板や塗り壁をオススメする理由。
あけましておめでとうございます。
瑞浪市 土岐市 多治見市を中心に東濃地方で注文住宅・リフォームを手掛ける街の小さなハウスメーカー ゆうホームの永井です。
2023年がはじまりましたね!本年も宜しくお願い致します。
今年は家づくりにおいても、いろいろな変化が起ころうとしている年でもあると思います。
昨年から続く、円安、コロナ、ウクライナ危機による物資やエネルギーの高騰がまだまだ続くでしょうし、
家の性能についても、断熱等級5、6、7の新設、また耐震等級の見直しなどがなされる予定に
なっていますので高性能化がもっと進む一年になっていくと思います。
となれば、おのずと建築費用も上がっていってしまうワケですよね。
ですので、これから家づくりに求められるのは昔のように大きな家を世代ごとに建て替える家ではなく、
コンパクトながら世代を超えて住み継がれる家を。
このような考えで家づくりをしていく必要があると思います。
そして、そのような長寿命の家では、新築時のコストだけでなく、
暮らしにかかるメンテナンス費などの「トータルコスト」を考える必要があります。
■初期費用だけ考えるならサイディングも
初期費用だけで比べるなら、ガルバリウム鋼板や塗り壁よりも安くできる外壁材はあります。
例えば「サイディング」は種類が多く、初期費用を抑えられるメリットがあります。
しかしサイディングにはメンテナンス費が高くなる傾向にあります。
サイディングを切断した面から劣化が始まったり、目地を埋めたコーキングが劣化したりするためです。
このような劣化を放置しておけば、雨水などが躯体に侵入することになり
家へのダメージが大きくなってしまうというワケです。
■教育費がかさむころ、100万円以上の出費
そのため、外壁がサイディングの家は、新築から12~13年くらいでメンテナンスが必要になることが多いです。
もちろん今は30年間塗り替え不要というサイディングも増えていますのでそういったモノを使用するのも一つの手ではありますね。
しかし、サイディングの場合はつなぎ目に「コーキング」という処理をします。
これは15年ほどで劣化しますのでどちらにせよメンテナンスは必要という事になってきます。
そして、もし初期投資を抑えたくて標準的な物を使った場合は塗り替えが発生します。
お子さんが小さなときに家を建てたご家族なら、12、3年後と言えば、ちょうど教育費がかかる時期ですね。
足場を組んで作業を行うため、通常は100万円以上の費用がかかります。
メンテナンスには、金銭面以外の負担もあります。
足場が組まれた家の中で生活したり、作業の音や臭いが入ってきたり、ご近所へのあいさつ回りが必要になったり…。
家族に与えるストレスが意外と大きいものです。
■トータルコストで有利なガリバリウム
一方、ガルバリウム鋼板を外壁に使用すると、耐用年数は25年~30年ほどです。
当然、長期的に見れば、メンテナンス費を抑えられ、「初期費用+メンテナンス費」の
トータルコストもガルバリウム鋼板の方が安くなります。
だた、デメリットもあります。
それは『シンプルな色ばかりなので他と似たような感じになってしまう』コトですね。
ガルバリウムの外壁は他と比べてバリエーションに乏しく、単調な印象になってしまいます。
しかし、軒裏や壁の一部(メンテナンスしやすい所)に木調の物を入れる事で印象をかえる事はできますね。
■真っ白な塗り壁のおうちにも憧れる・・・!
左官職人がスイス漆喰を使い、手仕事で仕上げる塗り壁も、
きちんとした技術で施工されれば、メンテナンスの負担は比較的少なくなります。
真っ白な塗り壁にも憧れるけど、すごく高いイメージがあって…
と躊躇される方が多いと思いますが実際はどうでしょうか?
正直申し上げると、初期費用としては、他の壁材比べると割高です。
しかしながらお家にかかるコストは、初期費用だけではなく維持していくコストも考慮しなければなりません。
他の壁材は、定期的(10年から30年)にメンテナンスが必要になりますが、
スイス漆喰の塗り壁はほぼメンテナンスフリーです。
つまり、漆喰壁のお家は、長期的にみれば、大幅にコスト削減ができるのです。
サイディングの壁は、ほとんどの場合10年~15年でメンテナンスが必要です。
ガルバリウム鋼板も長い間持ちますがノーメンテというわけにはいきません。
これに対し、漆喰は100年かけて元の石に戻りますのでメンテナンスがほぼ不要、
または最小のメンテナンスで済むのです。
トータルコストも考えながらおうち造りを考えていくことも大事な事ですよね。
それでは・・・。