日記
中古住宅+リノベーションはあまりオススメしたくない理由②
こんにちは!瑞浪市 土岐市 多治見市を中心に東濃地方で
注文住宅・リフォームを手掛ける街の小さなハウスメーカー ゆうホームの永井です。
先月に引き続き 中古+リノベはあまりおすすめしない理由②です。
2つ目の理由は断熱性です。
今年4月より断熱等級5が新設されました。
10月にはその上の等級5,6という物も新設されています。
弊社の標準断熱仕様ですが、この断熱等級に当てはめると
等級4~5相当の水準になっていると思います。
2025年には、すべての新築住宅・非住宅に省エネ基準「断熱等級4」の適合を義務付け、
等級4を下回る建物は建てられなくなります。
ちなみに平成27年(8年前)の時点で建てられた家の約50%は
この『断熱等級4』以下の仕様で建てられています。
(国土交通省調べ)
という事はこれよりも前はもっと高い確率で断熱性能の低い、
もしくは断熱材の入っていない家という事になりますね。
耐震性の件でも書いたように断熱性能を高めようとすると
予算がアップしてしまいます。
安く中古住宅を手に入れてもそれを修復、性能を高めようとすると
結構費用がかかってしまうのです。
ですので、対費用効果で考えると、あまり新築と変わりないのではないかと思うのです。
例えば築15年の中古住宅を1,500万円で購入 諸費用合わせ1,000万円でリノベしたとします。合計2500万円ですね。
新築の場合は土地800万+諸費用合わせ2500万 合計3300万円だったとします。
差は約800万円ですね。
もちろん800万円はとても大きい差額です。
しかし、築15年の家を1,000万円かけてリノベをしたとしても、
どうしても直しきれないところが出てきます。
35歳から85歳まで住むと仮定すれば50年住むわけです。
築15年の家を50年住むとすると最終的に築75年となります。
その間にかかる修繕費や光熱費の差を考えてみるとトータルコストでは、
それほど変わらないという事になってくると思います。
それに、新築であれば自分たちの好きな間取りやデザインを取り入れやすく、
また、メンテナンス費用のかかりにくい素材を選べたり、
断熱性能が高ければ光熱費が少なくて済むといった、生涯のトータルコストが低く抑えられます。
こういったコトが、『私が中古+リノベはあまりオススメできないという理由』です。
もちろん、とても条件のいい中古物件も中にはあるわけで、
すべてがそうであるというわけではないので、
もしもこういったことを検討しているのであればまずは弊社にご相談くださいね!
それでは・・・・