日記

2022-07-01 09:01:00

自然素材ってホントはどうなの?

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こんにちは!瑞浪市 土岐市 多治見市を中心に東濃地方で注文住宅・リフォームを

手掛ける街の小さなハウスメーカー ゆうホームの永井です。

弊社では自然素材を使った家づくりをしているのですが、

「自然素材だと高くなりませんか?」「メンテナンスは?」

という質問を頂くことがあります。

 

弊社が建てる家は自然素材をたくさん使っており、このようなご質問を頂くのですが、

実際のところ自然素材ってどうなんでしょう??

 

弊社のお勧めする自然素材は無垢のフローリングや漆喰の塗り壁、

紙でできたクロス(ビニールクロスではありませんよ)

そして木を塗装する塗料、ガルバリウムという外装材です。

 

一般な家は、合板フロアや、ビニールクロスなどで建てられています。

こういった材料を新建材と言います。

原料は木粉だったり、石油だったり、人工的な化学物質です。

大手ハウスメーカーでの採用率は100%と言って良いと思います。

新建材は大量に生産されるのでコストも安くなります。

そして、色、大きさが違うことがありません。

一方、自然素材はもちろん自然の素材ですので色、大きさはバラバラですね。

 

自然素材は高い!と思われているかもしれません。

もちろん一部の木材や、高価な材料もあります。

しかし原材料費だけ見ればビックリするような価格のモノは実は少ないのです。

 

でも、自然素材を使うと少なからずコストアップしてしまうのですが、

その訳は、『加工費』や『工事費用』が余計にかかるためです。

新建材であれば一定の大きさ、各色の商品がラインナップされ、それを選ぶだけで済みます。

しかし自然素材は材料を加工、着色などの作業が必要です。

ビニールクロスですと下地調整後、貼っていくだけですが、

漆喰の塗り壁は下地処理、下塗り、上塗りと工程が増え、さらにそれぞれに材料が必要になります。

このため、材料費はそこまで高くなくても、工事費用が増え、トータルコストで自然素材は高くなってしまうということなんですね。

 

しかし、新建材、特にビニールクロスや合板フロアは最初はきれいでも、

年月が経つと、めくれたり、変色したりして、どんどん見た目が悪くなります。

そして15年もたてばとても見られる状態ではなくなります。

そこでリフォームを!ということになりますが、当然ながら費用が発生します。

外壁の塗装で約100万円~150万円くらい。

ビニールクロス張替で50万円くらい。

床やドアも残念な状態だけど取り替えには100万円以上かかるから、5年後くらいには考えたいな。

でも、その頃は子供が大学生だから苦しいかなぁ・・・。

車もそろそろ買い換えたいし・・・。

気付いてみれば家族誰一人として家に愛着はなく、もはやメンテナンス費がかさむだけのお荷物状態。

そして・・・これは15年後のお話です。30年後にも同じように費用が発生しますので、お忘れなく・・・

 

自然素材の家はどうでしょうか?床は傷ついても本物の木なので、下地が出てくることはありません。

クロスがめくれることもなく、それどころか木や塗り壁の風合いが良くなり、より愛着のある家になっています。

外装はメンテナンスフリーというわけにはいきませんが、

サイディングに比べればメンテナンスしなくても良い期間が長く、内装のメンテは自分たちで簡単に行うことができます。

このように、自然素材を使うと初期コストは高くなりますが、

20年、30年、その先の長い期間で考えれば確実にコストを抑えられることになります。

そんなお話をさせていただくと、ほとんどの方に「自然素材の方がいいですね!」と言っていただけます。

自然素材の良さを知っている人からすると、それ以外のものを使用した家は考えられなくなります。

なぜなら、住み心地、維持費、見た目の差が、あまりにも大きいからです。

自然素材はこれ以外にもメリットがあるのですが、もちろんデメリットもあります。

自然の物であるので、同じものが一つとしてありません。

いくら大きさや色を揃えても全く同じ物はできません。

そして仕上がった後も、反ったり、縮んでしまったり、ヒビが入ったりします。

ですので、お家を新築したばかりでもスキマがあったり、ひび割れがあったりします。

 

そんな事があるのは絶対に耐えられない!!

 

という方にはお勧めできません。

でも、ちょっとでも自然素材の家を知りたいと思われたならお気軽にご相談くださいね。

家を建てる時には、今の事だけを考えてではなく、将来のコストの事まで考えた上で、

資金計画を行い、住宅ローン選びを行い、その上で家づくりの計画を立てていただければと思います。それでは・・・。