日記
賃貸住宅 vs 戸建て(持ち家)
瑞浪市 土岐市 多治見市を中心に東濃地方で
新築・リフォームを手掛ける
街のハウスメーカー、ゆうホームの永井です。
「賃貸 vs 戸建て(持ち家)」
これはネットでも議論が
いろいろと展開されるテーマですが、
私なりにも考えてみました。
まずはコスト。
もちろん何歳から住宅費を
計上するかによって
費用が変わってくるので、
戸建ても賃貸も
同じタイミングで入居したと
仮定しましょう。
例えば、30歳で結婚をして、
平均寿命80歳、奥様が90歳まで
ご存命という仮定で
お話を進めていきたいと思います。
賃貸の場合、東濃エリアの
平均的な2~3LDKのアパートだと、
駐車場代を含め約7~8万円が
相場と思われます。
55歳の時にお子さんが巣立ったあと
もう少しコンパクトな賃貸に
住み替えた場合、家賃約5万円ほどと
仮定します。
賃貸の場合
30歳~55歳=25年
7万円×12ヶ月=84万円×25年=
2100万円
更新料 25年間÷2年=13回×約5万円=
65万円
55歳~90歳=35年
5万円×12ヶ月=60万円×35年=
2100万円
更新料35年÷2年=18回×約2.5万円=
45万円
となります。
もちろんこれより安い物件もあれば
高い物件もありますからすべて合計すると
約4500万円から5000万円が
賃貸にかかる費用となります。
戸建て(持ち家)の場合
仮に土地+家+諸費用で3200万円に
なったと仮定し、
すべてを住宅ローンで賄ったと仮定します。
3200万円を35年ローン
全期間固定1.2%で借入
月々9.3万円×420回(35年)=
約3900万円
固定資産税6万円×60年=360万円
リフォーム費用 約500万円
戸建て(持ち家)でも、
約4800万円の住居費が必要です。
こうして計算してみると、
戸建て(持ち家)でも賃貸でも、
生涯にかかる住居費としては
同じくらいと考えてよさそうです。
同じ金額を使うのであれば
戸建ての方が広々と使え、
アパートのように階下や
隣に気を使って生活することも
少なくなると思います。
もちろん戸建て(持ち家)
であればローン完済後は
自身の所有物になるわけです。
ところで賃貸の場合、注意点が
いくつかあります。
① 老後のリスク
老後2000万円が必要だと
少し前に話題になりました。
戸建て(持ち家)の場合でも、
2000万円程度の老後予算を
確保する必要があるのですが、
賃貸の場合だと住み続ける限り、
さらに家賃が発生します。
実はこの老後資金2,000万円には
住居費はほとんど含まれていません。
老後賃貸住宅に住み続ける場合には、
別途住居費を合わせた
資金を貯蓄しておくことが必要で、
ここであげた例であれば約4000万円
(老後住居費2000万円+2000万円)
をリタイヤまでに貯めておくことが
必要になります。
② 働き手の喪失リスク
これは一番考えたくないことですが、
もしもご主人が亡くなられて
しまった場合、戸建て(持ち家)
の場合ですと「団体信用生命保険」
に加入していますので、
住宅ローンの残債はゼロになります。
住宅ローンを支払う期間というのは
子育て期間でもあります。
住宅ローンの支払いが
ゼロになってしまえば、
お子さんの教育費などの出費にも
ある程度対応できると思いますし、
住むところは最低確保できるわけですね。
しかし賃貸の場合、
収入減になったとしても
家賃は毎月かかるわけですし、
最悪の場合、住む家も確保できない
という状況にもなりかねないわけです。
いかがでしたでしょうか?
こう考えていくと、
やはり賃貸より戸建て(持ち家)
の方がベターなのかなと思います。
もちろん賃貸のメリットもあります。
単身赴任や転勤の多いお仕事の方は
賃貸の方が利便性を感じる場面も
あると思います。
またライフスタイルによって
住み替えできるのもメリットです。
様々な考え方、生活スタイル、
価値観があるので、
押し付けるわけではありませんが、
やっぱり戸建て(持ち家)は住みやすいな。
というお話でした。(笑)それでは・・・